シャトー・ド・フューザル ブラン 1998
シャトー・ド・フューザル ブラン 1998
AOCペサック・レオニャン
6000円ぐらい(小売り)
この日は、22回目の結婚記念日を祝って時々訪問するお店で食事。
で、ちょうど結婚した年のワインがあったので持ち込みさせていただきました。
昨年、いつものワイン屋さんで、お正月にアップしたルージュとセットで購入したものです。
店長、おいしかったよ~~。
写真で見るより、こってりした黄金色。
まず最初にふんわり柔らかに、アカシアのはちみつみたいな香りがします。
次第に沈丁花のような甘い香りが出現。そして熟成香。
いい意味でコク深い、いいシャンパーニュみたい。とっても複雑な味という意味です。
もっといい意味でガスがぬけたシャンパーニュみたい。もちろん美味しいんですよ。
それから、シェリー、桂花陳酒を思わす味と香がどんどん出てきます。
後口にマイルドな嫌味ない渋みもあります。
少しメロンやトロピカル系の果実のようなニュアンスも。
ブドウ二種のええとこどりって感じですね。
年末、お正月に飲んだ1993年のムルソーでも思いましたが、
熟成させた白ワインって、いい意味で味の傾向というか方向性というか、
奥深さが同じようになりつつ、ブドウの個性がはっきり主張するようになっていくような
気がします。
ただし、保管状態が悪いとまったくダメダメになるので地雷ではありますが・・・。
とにかく、とってもおいしい、すばらいしいワインでした。
この日お願いしたのは、
自家製スモークサーモン(すっげー厚切り)。
イワシの赤ワイン煮。
ヤンソン氏の誘惑。
エイをすごくおいしくしたもの。
(たぶん、かるくグリルしたものかと。蒸したのかな思うほど柔らかく、ふんわりしています。)
ラム肉ロースト。
もう、どれにもばっちりでした。
中でも意外だったのは、ヤンソン氏の誘惑ってアンチョビの塩味が結構効いてているのですが、
すごくいいマッチングでした。
大本命はスモークサーモン。
シェフが自ら燻製して作られています。
おいしいんです。
このサーモンだけでも幸せ。
本当にいいワインといい食事で幸せな時間でした。